「コーヒー。」と「コーヒーください。」で値段の違うカフェがあります。
ユニークでいいですよね、こういうの。
でも考えてみたら、差額は何に対してでしょうか?
コーヒー代が200円だとするとこんな感じです。
たぶん、これと同じことが仕事でも言えるんじゃないかと思って、そんな話をしてみたいと思います。
ちょっと有り得ないたとえをします。
「もしも、このカフェのお客さんが世界に1人だけだったら」
今回のように注文マナーで値段を変えるようなこと、しないと思うんです。
だって、そのお客さんに買ってもらう以外に、選択肢がないから。
けど、実際にはお客さんが1人だけなんてことはなくて、普通にたくさんいます。
だからこの話の本質は、「お店がお客さんを選んでいる」ということなのかなと思います。
同じ金額を払ってくれるなら、ぶっきらぼうに「コーヒー。」と言うお客さんよりも、「コーヒーください。」と言ってくれるお客さんと仕事をしたい。
そして大事なのは、これと同じことが私たちの身近なところでも起きてるってことです。
私は小心者なので、「コーヒー。」みたいな言われ方をするのが怖いです。
「怖い」とまでは行かなくても、「気分良くないな」と思う人はいると思います。
この「怖い」や「気分が悪い」という負の感情に、勝手に「心理的負荷」という名前をつけます。
さらにここに、同じ仕事のできる人が2人いるとします。
どちらも面識はありません。
一方は相手に心理的負荷を与える人。もう一方はそうでない人。
どっちの人と一緒に仕事をしたいですか?
たぶんほとんどの人が、心理的負荷を与えない人を選ぶと思います。
なんでそうなるのか?というのを図にしてみました。
私が思うのは、仕事における自分の価値とは「できる仕事」から「周囲に与える心理的負荷」を差し引いたものだということです。
こんなことを言うと、「私はそうは思わない」という人もいるでしょう。
大事なのは、自分の評価を決めるのはいつだって他人だということです。
それはそれとして、周囲に与える心理的負荷を小さくすれば、自分の価値が高くなるってことです。
「あの人と働きたい」と思ってもらえるというわけです。
そうすることで、この厳しい競争社会での生存可能性を少し高められる、ということもあるかもしれません。
以上、ふと思ったことを書いてみました。
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