11月23日、温泉に浸かりたい季節になってきたということで日帰りで熱海に行ってきた。
以前書いた伊豆・三島旅行 📄
大室山の頂から海を臨む 伊豆・三島旅行記 でも熱海を経由したが、今回は熱海が目的地だ。前回は品川から新幹線こだまを利用したが、今回は特急踊り子を利用することにした。踊り子は池袋・新宿・渋谷から熱海まで一本で連れて行ってくれる。所要時間は1時間半ほどで、運賃は新幹線に比べると圧倒的に安い。新宿からロマンスカーで箱根に行くのと同じ気軽さで熱海まで行けるのである。
今回の旅の目的は第一に温泉に浸かること。美しい相模湾がインフィニティビューになった温泉、ホテルニューアカオだ。ホテルニューアカオまでは熱海駅から無料のシャトルバスが運行しているため財布にも優しい。
第二の目的は熱海の美味しい食べ物を堪能すること。熱海はいまや温泉だけの街ではない。老舗の料理店から新くておしゃれなカフェまで多くの人で賑わっており、街の活気を感じることができる。
昼前に熱海に着き、最初に目指したのは金目鯛の煮付けだ。有識者の間ではハリショウガと合わせて提供されることで有名である。
ハリショウガは乗っていなかったものの、甘めの出汁にトロトロの身がご飯と絶妙に合い、これぞ金目鯛の煮付けだ。いや、金目鯛の煮付けの王様まである。
金目鯛の煮付けに幸せの舌鼓を打った後、流れるように向かったのが食べ歩きだんご串の旦那屋だ。通行人が美味しそうに食べ歩いてるのを見かけてしまったが最後、買わずにはいられなかった。私はしょうゆにしたが、他にもあんこやみたらしも美味しそうだった。
昼に定食を食べておやつにだんごまで食べたら普通はお腹いっぱいになると思うだろうが、この日は違った。熱海を訪れた人は必ず見たことがある練り物串のまる天だ。まだ食べたことのないえびマヨ棒は、そのボリュームとマヨの効いたジャンクな味がガツンと来た。
お腹もいっぱいになりバスの時間になったのでホテルニューアカオへ。シャトルバスはそれほど大きくないため時間に余裕を持ってバス乗り場に並んでおこう。ちなみに熱海駅からホテルニューアカオまでは徒歩だと30分だ。食べ過ぎて運動したい気分の人は散歩がてら歩いて向かうのも良いだろう。
ホテルニューアカオの日帰り温泉はオーシャンウィング1階の「波音」とホライゾンウィング地下1階の「スパリウム ニシキ」の2箇所ある。少しややこしいが、ホテルニューアカオにはオーシャンウィングとホライゾンウィングの2棟があり、ホライゾンウィングの地下1階とオーシャンウィングの15階が館内で繋がっている。
改修前にオーシャンウィングの方には行ったことがあったので、今回はホライゾンウィングのスパリウム ニシキに行くことにした。
スパリウム ニシキは内湯と露天風呂がひとつずつと決して大きい温泉ではないが、内湯も露天風呂も共にオーシャンビューになっており、雄大で美しい相模湾が一望できる。特に露天風呂は棚田のような3段構成になっており、どの段からもインフィニティビューが楽しめる作りになっている。もう一方の温泉よりも海面は遠いが、遠くまで見渡せる空と海のコントラストと、比較的客の少ないゆったりとした空間が良い。この日は気温がちょうど良く、湯に浸かりながら風に当たっていたらあっという間に時間が過ぎていた。
熱海駅に戻っておみやげを物色することにした。📄大室山の頂から海を臨む 伊豆・三島旅行記 で紹介した雨風本舗のラーメンを今回も食べたかったが、あまりの行列に今回は断念した。すでにこの日は食べ過ぎという説もある。
ラーメンは諦めたものの、同じく前回紹介した徳造丸の「いか三升漬」は絶対に買うと決めていた。日本酒が好きな人は間違いなく全員買うべきである。これがあると人生も明るくなる。
別の店ではホタルイカの炊き込みご飯なるものを見つけた。気付けば次の瞬間レジで会計をしていた。これ絶対美味いやつ。俺の勘がそう言ってる。
他にも温泉まんじゅうも食べたし、コロッケも食べたしアジの唐揚げも食べた。せんべいも買ったしパンも買ったし最中も買ったし草餅も買ったし干し柿に餡が詰まった和菓子も買ったし、なんと宮古島で美味しい美味しいと食べた美味しい草、水前寺菜（別名：金時草）も買えた。欲望のままに食べて買いまくったが旅費が安かったためコスパの良い旅だった。無論、温泉も最高だった。
以上、日帰り熱海旅行について書いた。
日帰り旅行にもかかわらず早起きしなくて良かったし、移動で疲れなかったのも良かった。思っていたよりも熱海は近かったので気軽にまた行こうと思う。
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