例えば、テロや航空機事故のように、滅多に起きない悲惨な事件ほどニュースになります。
逆に、「今日も飛行機が無事に着陸しました」なんてことはニュースになりません。
私たちが知らないだけで、2017年の世界の航空機事故による死亡者数は0だったそうです。
「ファクトフルネス」は、私たちの本能的な思い込みを10個に分類し、1つ1つどうやって克服すれば良いかを教えてくれます。
このエントリでは、「ファクトフルネス」の内容をまとめます。
- あたかも2つのグループが存在するかのような表現に注意する
- 分断を煽っているのかもしれないと想像する
- 平均だけで比較するのではなく分布にも注目する
- 中間にも多くの人が存在する
- 2つのグループには重なっている部分もあるだろうか?
- 高いところから見ると「ドングリの背比べ」だが実際は違う
- ネガティブなニュースに注意する
- ネガティブでドラマチックなニュースほど広まりやすい
- 物事が良くなっても、そのことを知る機会は少ない
- 「悪い」と「良くなっている」は両立する
- 過去は美化されやすい
- 人は過去を美化したがり、国家は歴史を美化したがる
- グラフはまっすぐになるだろうという思い込みに注意する
- 実際には直線のグラフの方が珍しいことを覚えておく
- 恐ろしいことには自然と目がいってしまうことに注意する
- リスクを正しく計算する
- リスクは危険度と頻度の掛け算で考える
- 恐ろしさはリスクとは関係ない
- ひとつの数字が重要であるかのような勘違いに注意する
- 比較したり割合で見てみる
- 最も大きな項目にだけ注目しよう
- 多くの場合、小さな項目は無視しても問題ない
- 1つの集団のパターンを根拠に物事が説明されていたら注意する
- 分類を疑ってみる
- 同じ集団の中に違いはないだろうか?
- 違う集団の間に共通点はないだろうか?
- 過半数に気をつける
- 51%と99%では全然違う
- 決めつけるような表現に注意する
- あらゆるものは少しずつ変化している
- ゆっくりとした変化でも、長い時間で大きな変化になる
- 過去の変化の例を集めよう
- 単純なモノの見方や単純な答えに注意する
- 自分が注目している課題は重要に見えてしまう
- 異なる意見の中に正しい考えがないか検証する
- 妥協をいとわず、異なる考え方を組み合わせてみる
- 誰かのせいにしようとしたり、されていることに注意する
- 悪いのは人ではなく原因やシステム
- 「他の人でも同じことが起きただろうか?」と考える
- 「いますぐ決めなければならない」と感じたら焦っていることを自覚する
- いますぐ決めなければならないことなんて実際ほとんどない
- 深呼吸して「いつまでに決めればいいだろうか?」と考える
- すべてを一気に解決しようとしない
- どんな副作用があるだろうか?
- 地道に一歩一歩解決していくしかないのだ
以上です。このエントリでは、「ファクトフルネス」の内容をまとめました。
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