Gitコマンドは普段何度もタイプするので、効率アップのために補完を使うのがおすすめです。
Gitコマンドを補完するために「git-completion」というスクリプトが公開されています。
git-completionを使うと、branch
やcheckout
といったサブコマンドや、ブランチ名をタブキーで素早く補完することができます。
このエントリでは、zshでGitのサブコマンドやブランチ名を補完するgit-completionの設定方法を紹介します。
なお、Mac Catalina(10.15)以降ではデフォルトでログインシェルがzshになっているようです。
最初に、補完スクリプトを配置するディレクトリを作成します。
% mkdir ~/.zsh/completion
% cd ~/.zsh/completion
下記からgit-completion.bash
とgit-completion.zsh
をダウンロードし、~/.zsh/completion
ディレクトリに配置します。
git-completion.zsh
は_git
にリネームします。
% curl -O https://raw.githubusercontent.com/git/git/master/contrib/completion/git-completion.bash
% curl -O https://raw.githubusercontent.com/git/git/master/contrib/completion/git-completion.zsh
% mv git-completion.zsh _git
~/.zshrc
に補完を有効にする設定を追記します。
# git-completion
fpath=(~/.zsh/completion $fpath)
autoload -U compinit
compinit -u
ターミナルを閉じて開き直すと補完が有効になります。
ついでに、プロンプトに現在のブランチ名も表示しておくと便利です。
こんな感じ。
[ops (master)]%
現在のブランチ名を表示するにはgit-prompt.sh
をダウンロードして読み込みます。
% cd ~/.zsh
% curl -O https://raw.githubusercontent.com/git/git/master/contrib/completion/git-prompt.sh
.zshrc
に下記を追記します。%%
のところは\$
などお好みで変更してください。
# git-prompt
source ~/.zsh/git-prompt.sh
setopt PROMPT_SUBST
PS1='[%n@%m %c$(__git_ps1 " (%s)")]%% '
ターミナルを閉じて開き直すなどして.zshrc
を読み込むと、Gitリポジトリでブランチ名の表示が有効になります。
以上です。
このエントリでは、zshでGitのサブコマンドやブランチ名を補完するgit-completionの設定方法を紹介しました。
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