この度、GitHubのスポンサーを有効にしスポンサーを受け付けることにしました。
この記事ではGitHubスポンサーとは何か?ということを含め、なぜスポンサーを受け付けることにしたのかを書いてみたいと思います。
GitHubスポンサーとは、GitHubで応援したい開発者に対して金銭的な支援ができる機能です。
なぜ支援が必要なのでしょうか?
私たちは直接的かどうかは別として、オープンソースソフトウェア(OSS)の恩恵を享受しています。
例えば、皆さんが普段使っているアプリにはほぼ必ずと言っていいほどOSSが使われています。
OSSには企業がメンテナンスしているものもあれば、個人の開発者が任意でメンテナンスしているものもあります。
ひとつ例を挙げましょう。
世界中で非常に多く利用されているOSSに作者が意図的にバグを混入させた事件がありました。
この事件はこのOSSを利用する多くの企業、個人を混乱させ、瞬く間にニュースとなりました。
作者は動機として、OSSプロジェクトの収益化やスポンサーの募集が失敗したためだと説明しています。
詳細は下記の記事がわかりやすいのでご覧ください。
皆さんはこの作者の振る舞いは自分勝手だと思うでしょうか?
もしあなたがこの作者だったとして、世界中で多くの企業が利用しているにもかかわらず、十分な支援が得られなかったらどう思うでしょうか?
私はこの作者の振る舞いを支持するわけではないですが、OSS開発者の端くれとして、気持ちは少しわかる気がしています。
自分が作ったものを多くの人が使ってくれるのは開発者として嬉しいことです。しかし、ユーザーが増えてくるにつれ多かれ少なかれさまざまなリクエストを受けたり、時には理不尽なことを言われたりします。
「私が必要だからこの機能を追加してほしい」といったことはまだ良くて、「私の環境で動かない、なんてひどいソフトウェアだ」といったようなことを言われます。
趣味で作ったものを他の人も使えるように公開しているだけなのにです。
OSSは前提として使用は自己責任というルールがあります。ですから、そこに文句をつけるのはお門違いです。
文句が言いたいのなら有償の商用ソフトウェアを利用すべきですし、文句があるなら自ら手を動かして修正すべきなのです。
なんだか愚痴っぽくなってしまいましたが、世の中にはそういう例もあるということです。
しかし、私がGitHubスポンサーを有効にしたのは別に対価を支払ってほしいからではありません。
次に、なぜスポンサーを受け付けることにしたのか説明します。
私は普段の開発でVimというエディタを使い、プラグインを利用しています。
過去に私のライブコーディングを見た方は、操作が速すぎて何が起こっているのかと驚いたことでしょう。
そんな私の開発を支えてくれているのが、主にShougoさんが作ったVimプラグインです。
普段お世話になっている人に、何らかの形でお礼をしたいと思うのはよくあることだと思います。
そんなある日、ShougoさんがGitHubスポンサーを開始したことを知り、少しばかりですが支援することにしました。
私がスポンサーを受け付け始めたのは、強い動機があったわけではありません。
私がそう思ったように、もし私の作ったソフトウェアを気に入ってくれている人がいて、何らかの形でお礼を伝えたいと思ってくれているのなら、その手段を提供したいと思っただけです。
Tierは下記を用意したので、支援したいと思ってくれた方は必ず無理のない範囲でお願いします。無理にMonthlyにする必要はありません。
それに、何かしらの見返りも今のところ考えていません。
たぶん、いただいた支援は私の主食のHARIBOグミになると思います。見方を変えると、私にHARIBOを食べさせたい人は支援してくださいということです。
Monthly | One time | |
---|---|---|
🐻 HARIBO supporter | $3 a month | $3 one time |
☕ Coffee supporter | $5 a month | $5 one time |
🍴 Lunch supporter | $10 a month | $10 one time |
興味がある方は下記をご覧ください。英語ですが、書いてある内容は上記のようなことです。
スポンサーになるとその証として、GitHubのSponsoringタブにその人のアイコンがバッジとして表示されます。
下記は私の例です。
以上です。この記事ではGitHubスポンサーとは何か?ということを含め、なぜスポンサーを受け付けることにしたのかを書いてみました。
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