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Post title iconカップル・夫婦向けプリペイドカード「B/43カード」と「かぞくのおさいふ」の比較

みなさんは家計の管理どうしていますか?

我が家では毎月の支出に必要な額を残高が共有できるタイプの家族用プリペイドカードにチャージし、食料品や日用品の買い物の際に夫婦それぞれが持つカードで決済しています。

何にお金を使ったのかがアプリで確認できるので無駄遣いを減らすことができます。

夫婦やカップルで残高が共有できるタイプのプリペイドカードは今のところそれほど多くはありません。KyashかぞくのおさいふB/43カードが有名どころでしょうか。

筆者は最近B/43カードからかぞくのおさいふに乗り換えたので、この二つを比較しながらそれぞれの便利な点、不便な点を紹介します。

カードで決済したものを食料品、日用品などといったカテゴリーに自動で分類してくれれば何に使い過ぎているかが一目瞭然のため、家計管理はやりやすくなります。

この点、B/43カードの分類はなかなか精度が良いです。スーパーで買ったものは食料品、レストランでの会計は外食というように自動で分類してくれます。

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B/43カードは食料品、日用品、外食などといったカテゴリーに精度良く自動分類してくれる

一方、かぞくのおさいふには自動分類はありません。ひとつひとつの決済に対して手動でカテゴリ分けする必要があります。

また、カード自体が家計管理を想定していないのか、日用品や外食といった項目はありません。家計管理というより、子供のお小遣い管理を想定しているようです。

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決済の自動分類はなく、カテゴリーは子供のお小遣いを想定していそう

かぞくのおさいふはご利用できない加盟店についてに書かれている通り、月額払い、継続払いの支払いではほぼ使えません。実際、水道料金、ネット回線などの支払いでは使えませんでした。一方、Netflixや東京ガスの支払いなど、使用できるサービスもいくつかありました。

B/43カードもネット回線の支払いには使えませんでしたが、水道料金の支払いには使えるなど、かぞくのおさいふよりは少しだけ使えるサービスが多かったです。

他の使用できないケースについてはそれぞれサービス利用上の注意をご覧ください。

かぞくのおさいふは三井住友カードの提供サービスということもあり、不正利用時の補填も安心です。ヘルプデスクに連絡して不正利用であることが認められれば補填されます。

一方、B/43カードでは不正利用時、補填を受けるには警察への被害届の提出が条件となっています(この点はKyashも同じ)。被害を受けた際に警察へ届け出る必要があるのは確かにその通りですが、警察署へ行くこと自体が負担になるという側面はありそうです。

かぞくのおさいふはApple Pay/Google Payに対応しています。

一方、B/43カードは2025年1月時点でApple Pay/Google Payに対応していません。一応B/43カードでも対応が検討されているようですが、筆者が観測し始めてから少なくとも1年間「検討中」のままになっています。アンケートなどでApple Payに対応してほしいことを何度か伝えてはいるのですが、この様子だとまだまだ先になりそうです。

この1年間で多くのお店がクレジットカードのタッチ決済に対応したように感じます。タッチ決済に対応しているお店ではApple Pay/Google Payが使えるため、それに伴って財布を持ち歩かなくなったという人も増えたでしょう。筆者もその一人です。

B/43カードのようにApple Pay/Google Payに対応していないカードは、支払いに使いたいとき毎回カードそのものを持ち歩かなければなりません。しかし、使いたいときに限って持っていないものです。外出のついでにふとスーパーに寄って食料品を買おうと思っても、カードを持ってきていないのです。その度に個人カードで支払うことになり、気付けば家計管理ができなくなってしまいました。

B/43カードはポイントバック・キャッシュバックはありません。一方、かぞくのおさいふは前月利用分の0.25%が残高にキャッシュバックされます。毎月の利用額が大きい人は気にしてみても良いかもしれません。

B/43カードはトップページでも訴求しているように、無駄使いを無くしてお金を貯めることにフォーカスしています。ですので、使い過ぎアラートや支出レポートといった特徴的な機能があり、今後もそういった方向で機能開発が行われていきそうです。

かぞくのおさいふは、あらかじめ用意されている決済のカテゴリーから、親が子供のお小遣いを管理するといった利用ケースを想定しているようです。ですので、カップルや夫婦で家計管理をするといった目的からはズレています。

一方、かぞくのおさいふには不正利用時の対応やApple Pay/Google Payといった唯一無二の強みがあるので、そこがニーズにマッチするならば使ってみても良いかもしれません。

ここまでの内容を表にまとめました。

B/43カード かぞくのおさいふ
決済の自動分類
決済に使えるサービスの多さ ⚠️(多くはない)
不正利用時の対応 ⚠️(被害届の提出)
Apple Pay/Google Pay対応
ポイントバック・キャッシュバック ✅(0.25%)

筆者にとって、B/43カードを1年間使った結果、筆者の家庭ではそもそも無駄遣いをしていなかったということがわかったのは、B/43カードを使って良かったポイントかなと思います。かぞくのおさいふに移行できたのはその事実がわかったからこそです。

移行によって決済の自動分類は無くなりましたが、物理カードを家に忘れるというストレスから解放されたのは最高です。欲を言えば、月払いのサービスでももっと使えるようにしてほしいとか、家計管理に関する機能を強化してほしいとかありますが、かぞくのおさいふは不正利用時の対応も心強いので十分です。

この記事が家計管理で困っているカップル・夫婦の方々の参考になれば幸いです。

Thank you!
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