9月14日(金)から2泊3日で伊勢志摩へ行ってきました。
今回の旅の目的は3つ。伊勢うどんを食べること、シーカヤックを体験すること、松坂牛のステーキを食べることです。
初日は品川から名古屋まで新幹線で移動し、名古屋からはレンタカーで伊勢神宮を目指しました。
名古屋を11時に出発したにもかかわらず、昼間から2度の長い渋滞に捕まり、現地に到着したのは15時前でした。通常だと2時間弱の道のりなので、おなかはもうペコペコです。
お参り前に伊勢うどんで有名な岡田屋さんでランチ。伊勢うどんが初めての妻にも好評でした。
おなかも満たされたということで伊勢神宮にもお参りしました。
伊勢神宮には外宮(げくう)と内宮(ないくう)があり、外宮→内宮の順にお参りするのが作法のようです。
一方、どちらか片方だけのお参りを片参りといい、縁起が悪い(神様の嫉妬を買いカップルの場合は関係が破綻するとも言われている)そうなので、ぜひみなさんは外宮→内宮の順に両方お参りしてくださいね。
樹齢何百、何千とありそうな巨木の森を抜け、内宮の一番奥、正宮前の石段。写真撮影できるのはここまでです。
石段を上がるとお賽銭箱があったので、お賽銭をして神様に家族の健康と安寧を祈願し、帰りにお守りを買って伊勢神宮を後にしました。
2日目はとてもカヤック日和とは言えないどんよりとした曇りでした。
幸い雨は降っていなかったので、初めてだし体験できるだけいいかという心持ちでシーカヤック体験に参加しました。
ところが主催者が言うには、風が凪いでいて日も照っていない今日みたいな日は、初心者にうってつけのカヤック日和だそうで、半信半疑で海に漕ぎ出してみると風に流されたり日が熱いということがなく、かと言って寒いということもなく、快適に漕ぎ回ることができました。
今回使ったのは二人乗りのカヤックで、男女ペアの場合は女性が前に乗ります(理由はわかりません)。
体験に参加したのは私たち夫婦以外に20代から40代までの男女が3組いました。
二人乗りのカヤックは二人で息を合わせてパドリングするのですが、その阿吽の呼吸の感じが、それぞれの組の付き合いの長さを物語っているようでした。
入り江で見かけたタコクラゲ。毒々しい見た目に反して毒はないそうです。
1時間ほどのパドリングで、妻は腕が筋肉痛になったと言っていましたが、パドルを引きつける動作がボルダリングの壁を引きつける動きとよく似ているので、普段ボルダリングで鍛えられた私にとってはアップ程度のものでした(ボルダー的に言えばガバです)。ぜひボルダーはカヤックをやってほしいと思います。
シーカヤック体験の後、ランチを求めて田中料理店さんへ。こちらはカツオのたたきを使った「かつお茶漬」が有名です。
私にとってカツオのたたきは、あったら食べるけど、わざわざ求めて食べるかというとそうでもないもので、さらに前夜のディナーが微妙だったこともあり魚介は諦めていたのですが、こちらのカツオは次元が違いました。
生姜おろしを醤油に溶かし、鉄火丼のようにカツオを醤油につけながらご飯と食べるのですが、今までのカツオのたたきへの認識がひっくり返るくらい美味しかったです。
茶漬なので、半分ほど食べたところでお茶をかけて食べるのですが、お茶をかけなくても美味しすぎるので、お茶をかけるのがもったいないなぁと思いながら茶漬けにするとまた絶品。
志摩へ旅行の際はぜひ大王崎まで足を伸ばして食べてみてください。
おなかもいっぱいになったし、せっかく岬まで来たので少し歩いてみるかと港の方を見てみると、なにやら人だかりが。
どうやら今日は年に一度のお祭り「わらじ祭」の日だったそうで、地元や近隣から多くの人が集まっていました。
わらじ祭の大きなわらじはその昔、この地方で悪事を働いていた大男(ダンダラボッチ)を懲らしめるために、神様がこの大きなわらじを見せ「ここにはこんな大きなわらじを履く者がいるんだぞ」と言って争いを収めたことに由来しているそうです。
それからは大きなわらじを海に浮かべ、神社に奉納するお祭りになったそうです。
お祭りではプールに放った魚を子供達が一斉につかみ取りするイベントなどが催されていました。
3日目はホテルをチェックアウトし賢島にある英虞湾クルーズへ。英虞湾は真珠の養殖で有名ですね。
英虞湾クルーズは、真珠の養殖工場を見学する(その後もちろん真珠をセールスされる)ものと、真珠は寄らずに英虞湾の島々を巡るものの2種類あります。
ブラタモリで真珠工場は見たので、英虞湾の島々を巡るクルーズの方にしました。
英虞湾には60を超える島があり、そのほとんどが三重県の管理下にあって、それら中で賢島が最も大きな島だそうです。
途中、伊勢志摩サミットで使われたホテルを海上から眺めることができました。船頭曰く、当時の警備は物々しく、当然クルーズも10日ほど休業となったそうですが、警察機動隊の方々はとてもマナーが良かったそうです。
また、英虞湾では牡蠣も有名だそうで、季節になると酒蒸でも生でもとても美味しいそうです。
1時間のクルーズはあっという間に終わり、旅の最後の目的、松坂牛ステーキを本場松阪で食べるため賢島を後にしました。
賢島から松阪まで下道を1時間ほど走りビーフクラブ ノエルさんへ。
老舗っぽいこじんまりとした店内で、ステーキランチ(4500円)をいただきました。
美味しかったのですが、ランチで4500円ということ(東京でもかなりいいものが食べられる)を考えると、松阪牛に対する期待が高すぎたかなという印象でした。あえて比べるなら以前食べた飛騨牛の方に味と価格面で軍配が上がるでしょうか。
そうして帰路につき、渋滞に捕まることなく2時間ほどで名古屋に到着し、2泊3日の旅は終わりました。
伊勢志摩は2泊3日で伊勢神宮を含め名所を見て回れるので、3連休の際にぜひ旅行してみてくださいね。
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