10月24日に発売されたPS5版Outer Wildsをクリアしたので、ネタバレに配慮しつつゲームの紹介と感想を書きたいと思います。
2019年ゲームオブザイヤー候補として選ばれた宇宙を舞台にした謎解きアクションアドベンチャーで、22分後に宇宙が滅んでしまうというのが特徴です。このタイムループを何度も繰り返しながら謎を解いていきます。
というのが一般的な紹介なんですが、「宇宙を舞台にしたオープンワールド脱出ゲーム」というのが自分としてはしっくり来ます。
操作は一人称視点で、アクションアドベンチャーとある通りアクションの難易度は割と高めです。私は3Dゲームは慣れている方ですが、最初はかなり酔いました。猫ゲーのSTRAYをやったことのある人に向けて言うと、STRAYよりは若干マシでした。
映画のインターステラーっぽさがあるので、そういうSFな世界観が大好きな人には向いていると思います。
Outer Wildsは少し調べると絶賛の記事がいくらでも見つかるように、ハマる人にはハマるゲームなのだと思います。私にとっては…正直なところ「良くできたインディーゲーム」という評価です。「記憶を消してもう一度遊びたいか?」と問われると、答えはNOです。以下、その理由を書いてみます。
まず1番に挙げられるのが、翻訳が微妙だということです。海外のゲームなので翻訳されて日本語で遊べることはありがたいのですが、人名はそのままになっており(英語でもなさそうなので発音がわからず)名前を覚えられない、登場人物も多いため誰が誰だかわからなくなって世界観に浸れませんでした。
結果的に人物同士の関係性に思いを馳せる余裕などなく、会話から拾った情報をもとに次の目的地を目指すということの繰り返しになってしまいました。
このゲームは途中で主人公が強化されて新しいアクションができるようになるということはありません。言い換えると、最初から全てのアクションができます。操作方法を知ってさえいれば。
私は中盤までジェットパックをブーストできることを知りませんでした。おかけで何度穴に落ちて酸素切れまでの無為な時間を過ごしたことか。瞑想にいたってはこの記事を書いているときに存在を知りました。
チュートリアルで見落としていたのでしょうか。他の方の記事を拝見すると、最後まで知らなかった操作があったというのが書かれているので、親切なチュートリアルではなかったのは確かでしょう。
普通にプレイしていて2箇所で地形にハマって動けなくなりました。前述の通り瞑想の存在を知らず、その場には酸素があったため22分の終わりまでひたすら待ち続けることになりました。
何度かハマるうちにゲームを一度終了すれば良いということに気付いたのは良かったです。
インディーゲームなので多少のバグは許容できますが、発売から5年も経っているので直しておいてほしいなとは思ってしまいます。
ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、ある局面で操作キャラの細かい位置調整が求められます。
三人称視点のゲームや何かしらの目印があるならまだしも、一人称視点で何の目印もなく細かい位置調整をさせられるのは本当に意味がわかりませんでした。
謎解きとしては正解なのになぜか不正解を突き付けられ、「アレッ?」となって攻略を見たら答えは合っていて位置調整が原因とわかったときは、さすがに「これはちょっと…」となってしまいました。
不満だけ書くのはフェアじゃないので良かったところも書いておくと、それぞれの謎解きはおおむね良くできていて、解けたときに小さな達成感が感じられる作りになっていたのは良かったです。
加えて、ゲームを通して楽器と音楽がコンセプトの一つになっており、それぞれの楽器が奏でる音楽は初めて聴くのになんだか懐かしいような感じがして和みました。
インターステラーが大好きかつ、脱出ゲームが好きな方かつ、多少の3D酔いに耐性のある方にはおすすめできるゲームだと思います。
10月24日に発売されたPS5版パッケージにはDLCも付属しているので我こそはという方は手に取ってみてください。
以上、この記事ではOuter Wildsをプレイしてゲームの紹介と感想を書きました。
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