お知らせ easy-notion-blogの今後の開発について

いつもeasy-notion-blogを楽しんでくださりありがとうございます。

2021年11月から約1年半に渡って開発を続けてきたeasy-notion-blogですが、今後は大きな開発は行わなくなる方針です。

移行先として、同じく私が開発しているastro-notion-blogがあります。

astro-notion-blogのwikiに移行方法を記載しているので、この機会に移行を検討いただけますと幸いです。

データの移行方法はNotionデータベースの列名を1つ変更するだけです。

astro-notion-blogの開設自体もeasy-notion-blogの経験者ならとても簡単だと思います。

astro-notion-blog関連の記事はまだまだ少ないので、移行した方はぜひ記事を書いていただけると嬉しいです。

以降はこの判断に至った経緯を説明します。

astro-notion-blogリリース時の下記の記事では、easy-notion-blogとastro-notion-blogには明確に得意なことと苦手なことがあり、一概にどちらが良いと言えるものではないと説明しました。

しかし、astro-notion-blogの開発を進めるうちに、当初はastro-notion-blogでは実現できないと思っていた個別記事のOG画像や高速なビルドが実現できてしまいました。

さらに追い打ちをかけるように、astro-notion-blogがベースとしているAstroがバージョン2.0になり、それまでできなかった部分的なSSRもできるようになりました。

astro-notion-blogバージョン0.3の紹介記事の最後でも少し触れた通り、astro-notion-blogがeasy-notion-blogの上位互換的な存在となってしまった今、今後easy-notion-blogをどうしていくかを考えることは私にとって重要な問題でした。

astro-notion-blogの開発を始めてから意識するようになったのは、開発者としての体験でした。

easy-notion-blogもastro-notion-blogもローカルでの開発時、 yarn dev コマンドを実行することで開発サーバーが立ち上がり開発できるようになります。

どちらも触ったことのある方はお気付きだと思いますが、ローカルでの開発時、astro-notion-blogに比べてeasy-notion-blogのレスポンスが非常に遅いことが気になっていました。

例えばリンクをクリックした際に、astro-notion-blogでは即座にページ遷移するのに対して、easy-notion-blogでは1分経っても画面が変わらないといったことです。

これはeasy-notion-blogが利用しているNext.jsに問題があるというわけではなく、単に動的生成と静的生成の違いだと思っています。

easy-notion-blogはリンクがクリックされてページ遷移するときに初めて遷移先のページの生成を開始するので遅いというわけです。

もちろん、easy-notion-blogをastro-notion-blogのように静的生成に変更することは可能です。ですがastro-notion-blogがある今、それをやることのメリットはあまり無いように感じました。

暗い理由ばかりというわけではありません。

実は少し前に新しいサービスのアイデアが降ってきたので、その実現に向けて少しずつ準備を進めています。

OSS開発と違い、サービス開発ではやらなければいけないことが山のようにあります。

easy-notion-blogとastro-notion-blogと新サービスの3つを進めることは、時間がどれだけあっても足りません。

そういうわけで、easy-notion-blogの分の開発時間を新サービスの開発に充てようと思っています。

詳細はまだお話しできませんが、いったんはゴールデンウィークにお披露目できるよう頑張りたいと思っています。

なぜそのタイミングかと言うと、ゴールデンウィーク明けに「ゼルダの伝説ティアーズオブキングダム」が発売されて他のことが一切手につかなくなるからですね。

なんてこった。そんな理由だなんて。

それでは、引き続きastro-notion-blogとアルパカログをよろしくお願いします。