テストを走らせたり、スクリプトを実行したり、よく使うshellのコマンドは素早く入力できればできるほど開発が効率良くなります。
fzfを使うと過去に使ったコマンドを履歴からインクリメンタルサーチすることができ、とても便利です。
そこでこのエントリでは、よく使うコマンドを履歴から素早く入力できるfzfのインストール方法と使い方を紹介します。
fzfはHomebrewで簡単にインストールできます。
$ brew install fzf
インストールが完了すると、キーバインディングと補完をインストールするコマンドが表示されます。
To install useful keybindings and fuzzy completion:
/usr/local/opt/fzf/install
指示に従ってコマンドを入力し実行します。
$ /usr/local/opt/fzf/install
自動補完を有効にするか、キーバインディングを有効にするか、shellの設定をアップデートするかを順に聞かれるのでyを押していきます。
Downloading bin/fzf ...
- Already exists
- Checking fzf executable ... 0.23.1
Do you want to enable fuzzy auto-completion? ([y]/n) y
Do you want to enable key bindings? ([y]/n) y
Generate /Users/xxx/.fzf.bash ... OK
Generate /Users/xxx/.fzf.zsh ... OK
Do you want to update your shell configuration files? ([y]/n) y
完了したら指示通りshellに合わせて ~/.bashrc
もしくは ~/.zshrc
を再読み込みします。
$ source ~/.zshrc
これで準備は完了です。簡単ですね。
早速試してみます。Ctrl+Rキーを押してgit
などよく使うコマンドを入力してみます。
上下矢印キーで選んでエンターを押すとコマンドが入力された状態になります。
他にもCtrl+Tキーを押すとカレントディレクトリからファイルを検索することができます。
tmuxなどにCtrl+Tキーを割り当てている場合は、tmuxのプリフィクスかfzfのキーバインドを変更する必要があります。
fzfのキーバインドを変更したい場合は、~/.zshrc などで下記のように書きます。
# fzf
[ -f ~/.fzf.zsh ] && source ~/.fzf.zsh
# Remap Ctrl-T to Ctrl-F
bindkey '^F' fzf-file-widget
bindkey '^T' transpose-chars
他のシェルについては下記のIssueをご覧ください。
以上です。
このエントリでは、よく使うコマンドを履歴から素早く入力できるfzfのインストール方法と使い方を紹介しました。
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