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『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』まとめ

意図せず相手を傷つけていないだろうか?

自分でも気付かないうちに無礼な態度を取り、相手を嫌な気持ちにさせてはいないだろうか?

『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』は、無礼な態度を改め、無意識の偏見に打ち勝ち、礼儀正しくありたいと思う人に絶対に読んでほしい1冊だ。

このエントリでは本書で気になったポイントをまとめる。

無礼な態度とは、攻撃的だったり、貶したり、軽んじたりといった相手を嫌な気持ちにさせる態度全般である。

無礼な振る舞いによって、相手の生産性が大きく低下することは想像に難くない。

しかし、無礼な態度の悪影響は相手だけにとどまらない。無礼な態度を目撃しただけでも生産性は大幅に低下する。

想像してみてほしい。

同僚が上司に怒鳴りつけられているところを。

そんなところを目撃してしまったら、きっと多くの人は動揺して仕事が手につかないだろう。

さらに悪いのは、無礼さは脳に焼き付き、ちょっとしたきっかけで思い出してしまうということだ。

皆さんにも忘れられない無礼な態度のひとつやふたつはあるかもしれない。

無礼な態度は相手に一生消えない悪影響を残すのだ。

自分では無礼な態度を取っていないつもりでも、意図せず相手を傷つけてしまうこともある。

口をついて出た言葉で相手を傷つけてしまう。

発した言葉をなかったことにはできない。

意図せず相手を傷つけないために、自分の振る舞いに自覚的になるべきだ。

以下は本書で紹介されている方法だ。

他人にフィードバックを聞くときは次の手順で行う。

  • 自分の目標を伝える
  • 目標に対するアイデアを提案してもらう
  • 提案によく耳を傾け
  • 提案してくれた人に感謝の気持ちを伝える

このとき、言い訳・自己弁護をしてはならない。

注意点として、フィードバックが批判のための批判になってはいけない。

そして、少しでも改善が見られたらそのことを相手に伝えよう。

身近な人をよく観察する。

他人の感情をどのくらい読み取れるか、テストを受けて確かめる。

日記をつけることで、どんなときに自分の言動が良くなり、どんなときに悪くなるか気づけるようになる。

不足するとストレスが溜まりやすくなり、注意力が低下する。

本書によれば、人の印象を左右する特性は「有能さ」と「温かさ」だという。

2つの要素は相反するものと思われがちだ。

例えば、有能な人ほど気難しいのではないか?と思われたり。

しかし、2つの要素は礼儀正しさによって両立することができる。

そして、温かい人ほど周囲に与える影響力は大きくなる。

礼儀正しくなるために次の3つを実践しよう。

無理やり笑顔を作るのではない。

楽しいことを思い出して、心の内側から笑顔になろう。

人の名前を覚えよう。

近くですれ違ったら挨拶をしよう。

人が話をしているときは相手の目を見て、腕や足を組んではならない。

話を遮ってはならない。

誰しも無意識の偏見を持っている。

その偏見を、些細な態度や行動に出してしまうことがある。

なぜ、無意識の偏見は起こるのだろうか?

私たちは五感から膨大な情報を受け取っているが、そのほとんどは無意識のうちに処理される。

このとき、ステレオタイプによる情報処理のショートカットが起こる。

ショートカットによって、あまり重要でない情報や、正しいはずのない考えを除外している。

しかし、時々ショートカットによって大きな間違いをおかしてしまう。

他人への態度を偏見に基づいて決めてしまうのもそのひとつだ。

偏見は成長を妨げる。

ある調査によると、女性に対しては男女共通してマイナスの意見を言いたがらない人が多いという。

「女性は守る必要がある。男性よりもいたわる必要がある」と教わって育つ人が多いためだ。

知らず知らずのうちに、女性の成長機会を奪っているのだ。

無意識の偏見を減らすにはどうすれば良いだろうか?

ある実験では、人種に対する偏見が、相手との共通点を見つけることで打ち消されたことがわかっている。

相手との共通点を見つける。他にも、他人の意見を積極的に聞くことが、無意識の偏見を減らしてくれる。

無礼な社員を改善させるにはどうすれば良いだろうか?

本書では、次の4ステップからなるフィードバックループが勧められている。

  • 証拠を提示する
  • 証拠の妥当性を確認する
  • 悪い行動を続けた場合にどうなるかを伝える
  • 改善を実行させる

人は「こうすると得」よりも「こうしないと損」に強く反応するという。

行動を改めなければ損をすることを、よく理解させる必要がある。

周囲の協力も不可欠だ。

調査結果からも、周囲の協力がなければ改善のフィードバックはうまく機能しないことがわかっている。

改善の意思がない社員はどう扱えば良いだろうか?

配置換えなどでごまかさず、毅然とした態度で解雇するしかない。

無礼な人の標的になってしまった場合、どうすれば良いだろうか?

前述した通り、無礼な態度は脳に焼き付き、何度も思い出してしまう。

本書では2つの方法が紹介されている。

「自分は成功している」と思える人は、誰かに無礼な態度を取られてもさほど悪影響を受けないし、回復も早い。

具体的に、成功の自覚がある人は、他人の無礼な態度による悪影響が34%も少ないという。

自信が自分を守るバッファになるのだ。

自分に「この逆境にはどういう意味があるか」と問いかけよう。

ある状況に置かれたときに、私たちがどう感じるかについて興味深い研究結果がある。

半分くらいは先天的な脳の構造で決まる。

40%は起きた出来事に対して私たちがどう解釈し、どう反応するかによって決まる。

10%は自分が置かれた環境によって決まる。

つまり、同じ出来事をどう解釈するかは、部分的には自分で決めることができるということだ。

その出来事にどういう意味を持たせるか、どういう物語を与えるかは自分次第だ。

このエントリでは『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』の内容をまとめた。

無意識のうちに無礼な態度を取っていないか不安な人や、無礼な態度にさらされて対応に苦慮している人はぜひ読んでみてほしい。

Thank you!
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