30代も半ばを過ぎ、最近少し人生のTIPSめいたものを一つ会得したような、していないような気がしたので今日はそれを紹介したいと思います。
タイトルにもある通り、他意がないことを悪意として捉えない人は付き合いやすい、楽ということです。
かつて管理職として働いていた頃、全てのコミュニケーションにおいて何に言及して何に言及しないか、言及する場合どういう言い方をするかについて常に気を張っていました。まあ、マネージャー仕草として当たり前かもしれませんが、私の場合は少し過剰気味だったと思います。
なぜそんな過敏になっていたかというと、自分の予想もしない捉え方をされるのを恐れていたからです。
コミュニケーションのすれ違いは誰にだってあります。正直で素直な意見が、別の角度から見ると誰かを傷つけるというのは別に珍しいことではありません。
こと私自身に関しては、他人の気持ちを想像するのが苦手だったので、以前は妻によく指摘されました。指摘されるたび「そういうふうに捉えられることもあるのか」とロボットのように学習しました。
発言がどのように捉えられるかを発言前に一考することはもちろん大事ですが、一方で、揚げ足取りのようにどんな内容であっても非難しようと思えば非難できてしまいます。
有名人の発言ひとつとってもそうです。言ってもいないことに言及して叩いたり、他意がないのに勝手に悪意的に捉えたりといったことです。SNSでは嫌でも目に映る光景ですね。
最近気づいたのは、自分の意見を率直に受け止めてくれる人とだけ付き合うと人生がとても楽になるということです。
「愚かさによって十分に説明できるものを悪意のせいにしてはならない」とはハンロンの剃刀ですが、私の主張は「他意がないことによって説明できるものを悪意のせいにしてはならない」となるでしょうか。
変に勘ぐったり勘ぐられたりしないので、過剰な気遣いに要するメンタル的なコストが不要になり、結果としてもっと大事なことに集中できたり、お互いの時間をもっと充実させることができます。
ではどうやってそういった人間関係を構築するかですが、それはわかりません。私はたまたま運が良かっただけです。
もし、人間関係強者の方がおられましたら教えてください。それでは今日はこのへんで。
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