6月23日から26日までの4日間、暇をもらい沖縄県八重山諸島のひとつ、小浜島で過ごした。
この記事では、小浜島観光の魅力をたっぷりと伝えながら、旅行の際の持ち物や注意点についても書き残しておく。
小浜島へは以前このブログでも旅行記を書いた西表島と同じく、石垣港から船で渡る。
小浜島は西表島よりも近く、西表島がフェリーで45分かかるのに対し、小浜島は25分ほど。
石垣港へは、石垣空港から路線バスで30分かかるので注意が必要だ。また、小浜島行きのフェリーは1-2時間に1本と少ないので、事前にどの便に乗るか考えておこう。
フェリーのチケットは事前に予約購入することもできるが、乗船の直前に港で購入することもできる。7月以降のハイシーズンは予約しておいた方が良いかもしれない。
フェリーの運行会社は八重山観光と安栄観光の2社がある。路線バス内で安栄観光の割引チケットがもらえるため、ハイシーズンを避けて行く場合は利用すると良いだろう。
石垣空港に午前に着く場合は、石垣港の近くでランチを取るのがおすすめだ。
なんと、宮古島旅行記で紹介したダグズ・バーガーが石垣島にもあり、絶対に行こうと決めていた。
石垣島のダグズ・バーガーは石垣港近くの商店街、ユーグレナモールにある。
再度のおすすめとなるがダグズ・バーガーに行ったらぜひ「ダグズ・プレミアム多良間牛ノーベジチーズバーガー《LAVA》」を食べてほしい。
野菜無しの肉肉しさが最高だ。
ダグズ・バーガーでお腹を満たしたのち、石垣港へ移動した。
石垣港には具志堅用高さんの金色の像があるので船を待つ間ぜひ記念撮影しよう。
快晴とまではいかないが、日差しが強くなかなかに良い天気だ。ここからフェリーに乗って小浜島へ向かう。
滞在した星野リゾート リゾナーレ小浜島は小浜島有数のリゾートホテルで、小浜島での宿泊を考える場合必ず候補に挙がるだろう。
ホテルの敷地内には日本最南西端の広大なゴルフ場があり、ゴルフが目的と思われるお客さんも見られた。
受付やレストラン、客室は独立した棟になっている。
客室エリアの中心はラグーンになっており、そばにはプールもあった。
今回宿泊した客室は1棟あたり4戸のメゾネットで、リビング、寝室、トイレ、シャワールームの他に寝そべりながら外を眺められるスペース(写真左奥)があった。
2日目、このブログの沖縄旅行記では恒例のシーカヤックだ。
何度も言うが沖縄に来たら必ず一度は海でカヤックを体験してほしい。
海の水は深さによって透明になったりエメラルドグリーンになったり、濃い青になったりする。
深さによって変わる海の色を感じられるのがシーカヤックの良いところだ。
天気は最高のカヤック日和で、他に客がいない貸切ツアーだった。
経験があるということで、普段はツアーで行くことがないという向かいの無人島を目指すことになった。
行きは追い風で何もしなくても進むというイージーモードだったが、帰りは向かい風で休むと流されるという地獄だった。
労働から逃れるために来ているはずなのになんという労働。終わる頃にはオールを漕ぎ続けた手にはマメができていた。
沖縄に来たらまたカヤックしたい(?)
カヤックから戻り、ビーチにあるカフェでランチを取ることにした。
敷地内のビーチへはレンタルの電動キックボードやスタッフが運転するカートで移動することができる。
夕食は、ホテルのレストランが作ってくれるミールボックスを予約してビーチで食べた。人気のプランらしく、ビーチにはすでに他に何組かのお客さんがいた。
良いカメラを持っていないので星空を綺麗に写すことはできなかったが、空は満天の星空だった。
セットに星座盤が同梱されていたので星座を数えようと妻と意気込んだが、そもそもふたりとも星座盤の使い方を知らないのだった。ロマンチックとは。
3日目は朝5時に起きてビーチで朝日を眺めた。
そもそも朝日を見るという機会がこれまでの人生で無かったのだが、初めて見た朝日からは放射線状の光の帯が見えた。
スタッフの方によると、年に何回かしか見られないレアな現象とのことだった。
この日は朝からアクティビティを予約していたため支度してフロントで待機していたが、待てども待てどもお迎えが現れず。
30分経ったところでホテルに伝えると、さらにそこから確認のため20分待たされることに。どうやらホテルの手違いで午前ではなく夕方のスタートだったとのこと。
星野リゾートでもそんなことあるんですね。
50分無駄にしたのは残念だったが、せっかく支度したので電動自転車をレンタルして島内を巡ることに。
小浜島には大岳(うふだき)と西大岳(にしうふだき)という2つの山があり、カヤックのガイドさんから西大岳の方が眺めが良いと聞いていたため、西大岳の展望台を目指した。
展望台へは整備された階段があったらしい。「らしい」というのは、別ルートで登ってしまったからだ。
浮かれた観光客が登っていいとは到底思えないワイルドな登山道で、引き返した方が良いのではないか?これはゲームでよくある取り返しのつかない選択肢だったのではないか?という考えが何度も頭をよぎった。
展望台に着くと眼前に西表島と、綺麗に整備された展望台への階段が目に飛び込んできた。やっぱり他に正規ルートがあったんじゃないか!
汗だくになりながらホテルに戻り、そのままプールへ。
暑い日のプールは最高だ。海水と違ってベタつかないのもいい。
夕方からはマングローブ探検のアクティビティに参加した。時間を間違えて伝えられていたやつだ。
小浜島には川がなく、海水と淡水が混じり合う汽水域がないにもかかわらずマングローブが生息している。
他の島に比べると規模こそ大きくはないが、確かに何種類かのマングローブが海岸線に生い茂っていた。
マングローブの木立ちを抜けると一面に干潟が広がっていて、西表島まで一望できた。
潮位がもう少しあれば鏡のようになっていたかもしれない。
小浜島がある石垣島と西表島の間の海域は日本最大のサンゴ礁海域で、石垣島と西表島の頭文字をとって石西礁湖と呼ばれる。
小浜島はいわば、珊瑚の湖に浮かぶ島だ。
潮が満ちてきたので最後に展望台から西表島を望んだ。
ガイドさんによると、小浜島の自然に魅了されて移住してくる人もいるが、人口700人ほどの小さな島であること、昔ながらのコミュニティが根強く残っていることから溶け込むのはなかなか難しいとのことだった。
最終日は午前の便で小浜島を後にし、石垣で土産を探すことに。
ホテルのチェックアウト時に他のお客さんもアクティビティ関連で揉めていた様子だったので、アクティビティ関連の手違いはよくあることなのかもしれない。
それ以外はサービスも良かったし申し分なかった。
石垣では、この旅でまだお目にかかれていなかった名物の八重山そばをいただいた。
薄めのダシでさっぱりとした味わいの麺だ。
蕎麦というよりは、太めの素麺や冷麦といった印象が近いかもしれない。
石垣でお土産を探すならまず候補に挙がるのがゆらてぃく市場だ。
新鮮な野菜や果物、特にあらゆる種類のパイナップルがずらりと並んでいる。
他にも、ミルクシェイクやクールグミが美味しい八重山ゲンキ乳業や、豆乳に混ぜて美味しい黒糖ジンジャーシロップのハワイアングロットが個人的におすすめだ。
もちろん、石垣空港にも割と大きめな土産店があるので、飛行機に乗る前に買い忘れがないかチェックしよう。
また、石垣空港には日本最南西端のスターバックスコーヒーがあるので、時間に余裕がある場合はコーヒーを買って一息つくのもありだ。
最後に、小浜島を旅行する際の持ち物と注意点を記しておく。
小浜島にはコンビニは無く、商店は島の集落に1つあるのみで飲み物が手に入りにくい。
唯一の商店もホテルから自転車で20分かかるので、気軽に買いに行ける距離ではない。
さらに、リゾナーレ小浜島ではペットボトルフリーの取り組みを行っており、ペットボトル飲料が手に入らない。
これらの理由で、ウォーターボトルは必ず持っていこう。
ホテルのフロントやカフェテラスにウォーターサーバーが設置されていて、水を補充することができるし、水道水も飲むことができる。
沖縄の離島を旅行するときに気になるのはレンタカーの必要性だ。島によってほぼ必須だったり、そうでなかったりする。
小浜島の場合は、基本的にどこへ行くにもホテルやツアーガイドの送迎が付くし、島内のレストランで食事する場合も送迎がある。
なので、レンタカーを予約する必要はない。このあたりは西表島と同じだ。
宿泊プランにもよるが、昼食、夕食が付いていない場合は、事前にレストランを予約しておこう。
小浜島のレストランは数が少なく人気のため、ハイシーズンでない今回の旅ですらまったく予約することができなかった。
いちおうホテルでカップラーメンが売っているが、リゾートに来て夕食がカップラーメンというのは寂しい。
小浜島では基本的に送迎があるので歩くことはないと思うが、石垣では買い物のために港周辺を歩くことになるだろう。
しかし、夏の石垣の日差しは本州と違って、肌を刺してくるような痛みを伴う暑さだ。
晴れた日は日傘を差していても5分で汗だくになってしまう。おそらく10分以上は危ないだろう。
5分ごとにコンビニに入りながら移動するか、素直にタクシーを使うように計画を立てよう。
石垣空港の保安検査場はハイシーズンでない平日でも激混みだ。
羽田なら5分で通過できるところを、石垣では20分以上かかる。
空港には遅くとも1時間前には到着し、速やかに保安検査を済ませよう。
以上、この記事では、小浜島観光の魅力をたっぷりと伝えながら、旅行の際の持ち物や注意点について書いた。
小浜島に魅力を感じたらぜひ旅行を検討してみてほしい。
コメントを送る
コメントはブログオーナーのみ閲覧できます