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easy-notion-blogにRSSフィードを実装して更新ツイートを自動化する

ブログを書いたら更新を自動でツイートしたいですよね。

Notion Blog で RSS を配信する機能を追加する方法は以前 Notion Blogでブログの更新情報をRSSで配信する で説明しましたが、この記事ではもっと具体的に easy-notion-blog に RSS 配信機能を実装して、記事の更新を IFTTT で自動ツイートする方法を解説します。

💡
easy-notion-blog について知りたい方は Notion Blog が簡単に始められる easy-notion-blog の紹介 をご覧ください。

今回作るシステムは、記事の更新情報を RSS フィードで配信し、IFTTT を使って RSS フィードの更新を検知して自動で Twitter に投稿するというものです。

すなわち、やることは下記の2つです。

  • RSS フィード配信機能の実装
  • 「RSS フィードの更新をトリガーにツイートする」というIFTTTアプレットを設定する

IFTTT はさまざまなトリガーに対してアクションを設定できる便利なアプリです。

例えば「RSS フィードが更新された」「新しいツイートがあった」などのトリガーに対して「ツイートする」「通知を送信する」などといったアクションが設定できます。

ブログの各ページはコンテンツを HTML でレスポンスしますが、RSS フィードは更新情報を XML という形式でレスポンスします。

そのため、既存の HTML をレスポンスするページとは異なったソースになります。

まず、src/pages/api/ というディレクトリを作り、その中に下記の内容で feed.ts というファイルを追加します。

下記の箇所は自分の情報に置き換えてください。

  • 【著者の名前(Twitterアカウント名など)】
  • 【TwitterアカウントのURLなど】
  • 【フィードのタイトル】
  • 【フィードのサブタイトル】
import { IncomingMessage, ServerResponse } from 'http'
import { renderToStaticMarkup } from 'react-dom/server'
import { NEXT_PUBLIC_URL } from '../../lib/notion/server-constants'

import { getBlogLink } from '../../lib/blog-helpers'
import { getPosts } from '../../lib/notion/client'

function decode(string) {
  return string
    .replace(/&/g, '&')
    .replace(/</g, '&lt;')
    .replace(/>/g, '&gt;')
    .replace(/"/g, '&quot;')
    .replace(/'/g, '&apos;')
}

function mapToEntry(post) {
  const date = new Date(post.Date)
  return `
    <entry>
      <id>${NEXT_PUBLIC_URL}${getBlogLink(post.Slug)}</id>
      <title>${decode(post.Title)}</title>
      <link href="${NEXT_PUBLIC_URL}${getBlogLink(post.Slug)}"/>
      <published>${date.toJSON()}</published>
      <updated>${date.toJSON()}</updated>
      <author>
        <name>【著者の名前(Twitterアカウント名など)】</name>
        <uri>【TwitterアカウントのURLなど】</uri>
      </author>
      <content type="xhtml">
        <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
          ${renderToStaticMarkup(post.Excerpt)}
        </div>
      </content>
    </entry>`
}

function concat(total, item) {
  return total + item
}

function createRSS(posts = []) {
  const postsString = posts.map(mapToEntry).reduce(concat, '')
  const updated =
    posts.length > 0
      ? `
    <updated>${new Date(posts[0].Date).toJSON()}</updated>`
      : ''

  return `<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
  <feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>【フィードのタイトル】</title>
    <subtitle>【フィードのサブタイトル】</subtitle>
    <link href="${NEXT_PUBLIC_URL}/feed" rel="self" type="application/rss+xml"/>
    <link href="${NEXT_PUBLIC_URL}" />${updated}
    <id>${NEXT_PUBLIC_URL}/feed</id>${postsString}
  </feed>`
}

const Feed = async function(req: IncomingMessage, res: ServerResponse) {
  res.setHeader('Content-Type', 'text/xml')
  res.setHeader(
    'Cache-Control',
    'public, max-age=300'
  )

  try {
    const posts = await getPosts()
    res.write(createRSS(posts))
    res.end()
  } catch (e) {
    console.log(e)
    res.statusCode = 500
    res.end()
  }
}

export default Feed
src/pages/api/feed.ts

次に Vercel のプロジェクト設定を開き、環境変数 NEXT_PUBLIC_URL を設定します。

🔥
NEXT_PUBLIC_URL の末尾にはスラッシュ / を入れないように注意してください。
Image in a image block
NAMEにNEXT_PUBLIC_URL, VALUEに自分のサイトのURLを登録する

次に、 サイトのURL/feed で、先ほど追加した src/pages/api/feed にアクセスできるようにします。

next.config.js を開き、下記の行を追加します。

    },

+   async rewrites() {
+     return [
+       { source: '/feed', destination: '/api/feed' },
+     ]
+   },

  }
next.config.js

ここまでできたら自分の GitHub リポジトリに push して Vercel にデプロイします。

デプロイ後、ブラウザで サイトのURL/feed にアクセスして RSS フィードが表示されれば成功です。

RSS フィードの配信ができたので、次は IFTTT で RSS フィードの更新をトリガーにツイートできるようにしていきます。

まずお使いのスマホに IFTTT アプリをインストールします。

インストールしたらアカウントを作成し、Create メニューからアプレットを作成していきます。

まずは “If This Add” を選びトリガーを作っていきます。

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まずはトリガーを追加する

今回は RSS フィードの更新をトリガーにしたいので、検索ボックスに RSS と入力して “RSS Feed” を選択します。

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RSS Feed を検索する

新しい更新があればアクションしたいので “New feed item” を選びます。

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New feed item を選択する

Feed URL に先ほど確認したフィードのURL 自分のサイト/feed を入力して Create trigger します。

Image in a image block
Feed URL には easy-notion-blog に追加した RSS フィードの URL を入力する

これでトリガーの作成ができました。次に、アクションを追加していきます。

“Then That Add” を選択します。

Image in a image block
次にアクションを追加する

今度は検索ボックスに “Twitter” を入力し、”Twitter” を選択します。

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Twitter を検索する

ツイートしたいので “Post a tweet” を選択します。

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Post a tweet を選択する

Twitter アカウントを連携、選択し、Tweet text を自分なりに編集します。

ツイート時には Entry Title に記事のタイトルが、 Entry URL に記事の URL が自動で挿入されます。

Image in a image block
Twitter アカウントを連携し、ツイートテキストを編集して作成する

“Create action” でアプレットの作成が完了です。

アプレット作成後、新しい記事を公開すると IFTTT が RSS フィードの更新を検知してツイートしてくれます(すでに公開中の記事に対してはツイートしません)。

ただし、IFTTT の更新チェック間隔が微妙に長いのか、記事の公開からツイートまで 1~2 時間程度かかることが多いようですのでご注意ください。

以上です。

この記事では easy-notion-blog に RSS 配信機能を実装して、記事の更新を IFTTT で自動ツイートする方法を解説しました。

比較的簡単にできるカスタマイズなので、easy-notion-blog をお使いの方はぜひチャレンジしてみてください。

また、もしわからないことがあればお気軽に easy-notion-blog の Twitter コミュニティでお聞きください。

Thank you!
Thank you!
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