8月20日からドイツ・ケルンで開催されたgamescom 2019に参加してきたので、会場の様子と、今後参加する方の参考になるような情報を書いておきます。
gamescomはケルンメッセで開催されます。ケルンメッセへはKöln Messe/Deutz(ケルンメッセ/ドイツ)駅が便利です。
gamescomの会場はビジネスエリアと一般エリアに分かれています。また、初日はビジネスデイとなっており、Trader visitorのみで一般客がいません。イベントは開催されていないものの、空いているので全体を見て回るにはTrader visitorでの参加がお勧めです。
Trader visitorのチケットを購入するには会社の在籍証明を提出する必要があります。
ビジネスエリアはほぼ会議用スペースといった雰囲気で、事前にミーティングを予約していた人や、商談のある人だけがブースを利用しているようでした。
ときどきゲームも展示されていて、写真のVRゲームは、後ろのディスプレイに映っているように空間をぶつからないように飛行するというものでした。
マーチャンダイズ/コスプレエリアの一角には、身長ほどもある大きさのロボットや、等身大(?)のスターウォーズの戦闘機が展示されていました。
マーチャンダイズエリアではフィギュアやポスター、ぬいぐるみやTシャツなど、いろんなグッズが売られていて、ドラゴンボール、ワンピース、ナルト、ジョジョ、ヒロアカ、Fateなど日本の作品も多く見られました。
ビジネスデイにもかかわらず、エンターテイメントエリアは人でごった返していました。特に人気だったのが任天堂ブースの試遊スペースで、ゼルダ、ポケモンは長蛇の列になっていました。
アングリーバードのVRゲームは、HOLOGATEというVRデバイスですでに発売されているようで、実際にプレイすることができました。
ゲーム内容は目の前に置かれた大きなパチンコで弾を飛ばし、敵を迎え撃つシューティングゲームで、VRゲームらしく自分の手が鳥の羽になってたり、一緒にプレイしている人も鳥になってたりと新鮮でした。
知っている人は懐かしくて悶え死にしていまいそうな展示がたくさんありました。ヨッシーアイランド、ゼルダの伝説 神々のトライフォース、魂斗羅スピリッツ、スーパーマリオワールドなどなど。
ドンキーコングを試遊してみましたが、やっぱり大人になっても難しい。。子供の頃、トロッコのステージで何度もゲームオーバーになった記憶が蘇りました。
音楽に合わせて変化する足場をタイミングよく移動していくゲームです。シンプルですが4人で競争するととても新鮮でおもしろかったです。Nintendo Switchでも遊べるようです。
VRプレイヤーが巨人(写真中央のディスプレイ)になり、ゲームパッドでプレイする小人(手前左のディスプレイ)と二人で協力してアイテムを集めるゲームです。巨人が大きな板で橋をかけて小人を対岸の島に渡してあげて小人が檻の中のアイテム回収するといったアイデアに感嘆しました。
個人的に一番興味を惹かれたゲームが一見するとマインクラフトっぽい印象を受けるUnrailed!です。
画面右にはゴールとなる駅があり、画面左から汽車がゆっくりと走ってきますが、線路は途中で途切れています。4人で協力して、木を切ったり石を切り出したりして線路のパネルを作り、汽車が駅に辿り着けるよう線路を繋げるゲームです。
試遊しているのを見ていると、川にはまず橋をかけないといけないのですが、線路を敷くための幅の橋だけ作った結果、プレイヤーが川を渡れなくなって、試遊していた人たちが「オーマイガー!オーマイガー!」と焦っていてマルチプレイゲームならではの盛り上がりを感じました。
移動と観光についても少し書いておきたいと思います。
まず宿泊場所についてですが、デュッセルドルフの日航ホテルを利用しました。というのも、会場付近のホテルはgamescomの時期になると高騰し、なかなか押さえることができません。もしケルン市内で探すなら一泊300€程度かそれ以上になるかもしれません。
一方、デュッセルドルフはドイツの中でも特に日本人が多い街で、寿司やラーメンといった日本食のレストランがそこかしこにあります。ケルンまで急行(RE)で30分程度とアクセスも非常に良いです。
また、日航ホテルはサービスも良く、日本語を話せるスタッフが常駐しているため何かあったときに心強いです。実際、同行したメンバーの一人がチェックインできておらず部屋から締め出されてしまい、日本語スタッフのおかげで助かったようです(笑)
デュッセルドルフへは、フランクフルト空港から新幹線(ICE)を利用するか、デュッセルドルフ空港まで飛んで鉄道で一駅移動するかの2通りあります。
今回は前者でしたが、考慮しておかなければならないのはICEはよく遅延するということです。幸い、帰りのICEはほぼ遅延しませんでしたが、行きは40分も待たされる羽目になってしまいました。
フランクフルト空港駅には近距離(RE)駅と遠距離(FE)駅があり、1~3ホームが近距離駅、4~7ホームが遠距離駅になっています。こう書くと、同じプラットホームに1番線から7番線までが並んでそうに思いますがそうではなく、遠距離駅は離れたところにあります。が、案内板に従って行けば迷わず行くことができます。
各都市へのICEに乗るには遠距離駅である4~7ホームを目指します。途中、宇宙ステーションのようなところを通るのが印象的です。ICEやドイツの列車については以前書いたものがあるので、興味のある方はご覧になってください。
8月下旬であるにもかかわらず、気温は東京の9月下旬か10月上旬くらいで過ごしやすいです。朝は少し冷えるので1枚羽織れるものがあると良いですが、基本的にはシャツ1枚で大丈夫です。
日本の夏と大きく違うのが湿度で、カラカラに乾燥しています。リップクリームは持参した方が良いですし、寝る前にはタオルを絞ってかけておくか、マスクをするのが良いでしょう。実際、自分含めメンバーの何人かは喉をやられていました。
街並みはやはりヨーロッパ、想像通りでとても綺麗です。ただひとつ残念だったのは、デュッセルドルフもケルンも路上喫煙者が多く、外を歩くと常にタバコの匂いがするところでしょうか。東京は条例で禁止されているので大きな違いです。
レストランでの料理の量は基本的に多いです。写真は店員さんが量が少なめと言っていたフィットネスプレートですが、ムネ肉2枚にライス、スーパーで売られている1房まるまるくらいのブロッコリーという、控えめに言っても少なめでない量が出てきて食べきれませんでした。
ビールも普通に頼むとジョッキで0.5リットル出てきます。レストランの店員さんは英語が通じますが、屋台のスタッフは通じない人が多かったです。フライドソーセージのフライがドイツ語で2を表すツヴァイに聞こえたようで、ホットドッグを2個食べる羽目になったのは良い思い出です(笑)
ケルン大聖堂はケルン中央駅すぐのところにあり、ケルンメッセ駅から歩いても15分ほどで行くことができます。驚きなのはその大きさでしょうか。正面からは写真に収まりきらないほど大きいです。
大聖堂の中も無料で観覧することができます。色とりどりのステンドグラスや、高さのある天井に驚かされました。
大聖堂の周りは階段のある広場になっており、適当に座ってパンなど食事をとることができます。gamescomに参加したらぜひケルン大聖堂まで足を運んでみてください。
今回の旅は片道でフライトが12時間、列車(ICE)が1時間+遅延という割と大変なもので、私含め年長メンバーはぐったりしていました(笑)
また来年もgamescomに参加したいかと問われると、ちょっと移動が大変なので他の人に譲りたい(笑)ですが、2020年はシンガポールでgamescom asiaが初開催されるらしいので、そちらには1泊くらいで参加してみたいなぁと思っています。
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